【タブーと亜空軍】
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最初に、亜空間の存在として“タブー”が出現。
主人公たちがいる“この世界”を切り取って自分の世界に引きずり込もうと企てた。
亜空間に姿を潜め、虎視眈々と“この世界”を調査する。
タブー自体は亜空間から出ることが出来ない。
なので、“この世界”における尖兵や指揮官を用意する必要があった。
【マスターハンドと光の鎖】
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“この世界”の主である“マスターハンド”。
そしてマスターハンドとファイターたちの過去の戦いを知るに
至ったタブーは、“この世界”に干渉するためにマスターハンドを
利用することにする。
光の鎖でマスターハンドを意のままにあやつり、マスターハンドを介して
ガノンドロフやクッパ、ワリオを配下につける。
彼らには“ダークキャノン”を与え、自らの前に立ちふさがる
可能性がある、有能なファイターたちを「狩る」役割を与えた。
なお、マスターハンドの存在は、どちらかというと
亜空に近いところにいる。
【ガノンドロフ、クッパ、ワリオの関係】
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ガノンドロフは、マスターハンドに忠実に従っているふりをして
叛旗をひるがえし、のしあがろうとしていた。
クッパは比較的忠実にマスターハンドに従っているが、
ガノンドロフが気に入らない。
ワリオは与えられた目的などはあまり深く考えず、
気の向くままに好きなことをしている。
もちろん、それぞれタブーの存在は知らなかった。
【エインシャント卿】
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“この世界”を亜空に引きずり込むには?
その手段として、タブーは高度な開発技術を持つ“エインシャント島”に
目をつけた。
ここは空中浮遊している謎の島で、人工生命体(ロボット)が運営している。
いつから存在していたのかは不明で、他の文明とは干渉せずに
すごしていた。
エインシャント島は、リーダーとなるマスターロボット(後のエインシャント卿)を
中心に据えている。他のロボットたちは、マスターロボットに絶大なる
信頼を寄せていて、静かに暮らしていた。
しかしタブーにより、エインシャント島がまるごと人質に取られたような
状態になる。
多くの同胞を失う事態を避けたいマスターロボットは、やむを得ず
タブーの侵略の矛となる武器“亜空間爆弾”の開発にとりかかる。
マスターロボットが“エインシャント卿”になったのは、自ら亜空軍に
荷担することになった罪の意識からである。
なお、ダークキャノンもエインシャント島で設計、製作された。
【Mr.ゲーム&ウォッチ】
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タブーは“Mr.ゲーム&ウォッチ”の体質の特性に目をつけた。
この特性を使って“影虫”を無限に生み出し、その影虫から
亜空軍が生み出された。
なお、Mr.ゲーム&ウォッチには善悪の観念が無いので
自身が与えている影響についてよく判っていない。
【戦艦ハルバード】
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メタナイトが所有する戦艦ハルバードは、亜空軍の移送手段として
タブーに目をつけられた。
亜空軍を使ってメタナイトを強襲、戦艦は強奪された。
この際、デデデ大王がからんでおり、はからずもメタナイトの
足を引っ張ってしまった。
【OFF波動】
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タブーの羽根から飛び出す丸い衝撃波は“OFF波動”と言い、
広範囲にいるファイターたちを一瞬でフィギュアにしてしまう、反則的なワザ。
これがある限り、タブーは無敵の戦闘力を持っていたと言える。
なお、ソニックに羽根を折られた後のOFF波動は弱まっているが、
それでも一発でKOに至るほどの威力。
避けるのは緊急回避で。
【デデデの行動】
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ハルバード強奪事件により、タブー及びOFF波動の存在を知ったデデデ。
彼はファイター全員がフィギュア化されてしまった時のことを懸念する。
全員がフィギュアになればそれを戻してくれる者もいなくなり、
“この世界”の負けが確定する。
そこで、特殊なブローチを用意した。
これは時限式に発動するもので、貼り付けておくと特定の時間に
フィギュアになったファイターを復活させることが出来る。
亜空軍(に与したワリオやクッパ)が、タブーに対抗できうる
有能なファイターを集めていることを知ったデデデは、
独自にファイターを集めることにした。
集めたファイターをデデデ城にかくまい、ブローチを貼り付けておけば
万一の時にも安心だと思っていたのだが……?
なお、デデデはピーチ(もしくはゼルダ)に自分が持っていたブローチを
つけていたが、後で自分の分を用意するつもりだった。
【エインシャント島の自爆】
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ガノンドロフがロボットを操り、エインシャント島を自爆させた理由は、
亜空砲戦艦を“この世界”に引きずり出せるだけの穴を作るため。
これは、ある程度の亜空間爆弾が量産された時、それらを一気に
爆発させることで可能となった。
また、亜空砲戦艦を“この世界”に出すことが出来れば、
ほぼ無限に世界を亜空間に引きずり込むことが出来る。
こうなれば亜空間爆弾やエインシャント島は用済みだった。
【亜空砲戦艦】
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基本となる設計はエインシャント島のテクノロジーを用いているが、
建設は亜空間内で、亜空軍によっておこなわれた。
タブーの最後の切りふだ(?)だったが、ファイターたちの
決死の特攻によって破れる。
【大迷宮】
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タブーがそれまで切り取った世界などを再構成し、
築き上げた虚構の迷宮。実際はもっと広い。
影となっているファイターキャラクターや再生ボスは、
亜空軍による戦闘の分析によって生み出されたもの。
大迷宮をガードしている。
【エインシャント島はどうなった?】
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エンディング、あるいはオープニングにおいて、Xの光が出ているところは、
エインシャント島があったところ。
タブーと大迷宮が崩壊することで、ほとんどの“この世界”のものは
元に戻ったが、亜空間爆弾の爆破の影響が大きかった
エインシャント島だけは元に戻らなかった。
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戦艦ハルバードの展開、デデデとメタナイトのからみは、
ゲーム中でも展開したかったのですが、
残念ながらカットになってしまいました。これは裏話。
各人、一応の行動理由はあるんですねぇ。